五龍閣について
国の登録有形文化財五龍閣は、約百年前の大正10年に竣工された清水焼窯元を洋食器・ガイシ・陶歯の製造へと国際的な事業に発展させた明治の起業家三代目"松風嘉定"の邸宅です。
設計は、京都帝国大学建築学科の創設者である"武田五一"によるものです。当時の進取の気風あふれた佇まいは京都を代表する貴重な住宅遺構として重要視されています。
付近の景観に溶け込む和洋折衷様式の建物で、幾重にも重なる瓦屋根や鴟尾が特徴的です。
また、木のあたたかみを感じさせる室内では、緻密な細工が施された建具やアンティークなステンドグラスが目を楽しませてくれます。
この貴重で美しい建築物が誰でも気軽に楽しんでいただけるよう、カフェレストランとして生まれ変わりました。
清水散策の合間やランチ・ティータイムに、ぜひおこしください。